お話していただいたのがJULA出版局の柴崎さん。金子みすゞさんの本を沢山出している出版社の部長さんです。
金子みすゞさんとこの界隈が深いご縁のあることがわかりました。
当時彼女が地元の下関から詩の投稿を続けていたのは「童話」と言う月刊(?)児童文学誌。出版していたのはコドモ社と言う小さな出版社。氷川坂の林町57番地にありました(今はありません)。西条八十が彼女の詩を高く評価したのもこの雑誌でした。この児童文学誌を印刷していたのが、久堅町の博文館。共同印刷の前身ですね。一旦世間から忘れられていた金子みすゞさんを再び世に広めるきっかけを作ったのは文京区生まれの矢崎節夫さん(来月17日に講演があります)。矢崎さんは彼女が残した500余篇の詩が記された3冊の手帳を実弟から預かり出版を試みましたが、方々の出版社に断られ、最後に辿り着いたのがJULA出版局でした。植物園の南側の会社です。
金子みすゞさんを世の中に送り出すことにたいへん大きな役割を果たした関連企業が皆、小石川植物園の周囲に集まっている(いた)ことにおどろきます。今は、すべての小学生向け教科書に掲載されていて小学生なら誰もがよく知っている作者ですが、金子みすゞ空白世代の私には良い勉強になりました。東日本大震災の折AC広告がずっと流していた「こだまでしょうか」も彼女の詩だったのですね。
ご関心の向きは来月17日に是非矢崎さんのお話を聞きに小石川図書館にお集まりください。(10月20日)
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